顎関節症 顎関節症治療 大阪 大阪市

  野村鍼灸整骨院では、副作用のない鍼灸治療・整体療法で顎関節症の症状の早期改善をサポートします。
 現在行われている顎関節症の治療は、スプリント療法が主体となっています。この治療法では、症状の改善に長期間かかってしまいます。当院の治療では、顎関節の矯正や姿勢の矯正など顎関節症を引き起こす原因となる場所の治療を行うことによって、顎関節症の早期の改善が可能となります。

当院の顎関節症治療はこのような方にお勧めです。

○食事をしていたら疲れて咀嚼できなくなる

○口が開きづらい

○スプリント(マウスピース)療法を受けたが改善しない

○顎関節症の症状を早期に改善したい

○口を開けようとすると引っかかる

○原因不明の頭痛がある

○顎関節の動きが制限されて話しづらい

 当院での顎関節症の治療法

1.整体療法

顎関節は、横から見ると骨盤の真上にあることが理想です。ですが、猫背の方の顎関節の位置は骨盤の上にありません。そのため、首の筋肉である胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋などが硬くなる傾向があります。これらの筋肉が硬くなることによって咀嚼筋に悪影響が現れます。その結果、咀嚼筋の筋緊張亢進や顎関節の運動障害が見られるようになります。その結果、1型の顎関節症が発症します。

猫背の場合には、1型の顎関節症から3型の顎関節症に移行するのが正常の方に比べると早い傾向があります。
 

2.理学療法

 顎関節症の理学療法は、全ての顎関節症に適応が可能です。また、手術を受けた後の顎関節症の回復にも有効です。そのため、顎関節症にとって理学療法は非常に重要な要素となります。顎関節症の理学療法には、物理的刺激や運動療法によって咀嚼筋、首や肩の筋肉の緊張緩和と疼痛緩和、顎関節の運動の正常化、機能改善、血液循環の促進などの目的があります。

 理学療法には、温熱治療、電気治療、光線療法、マッサージ療法などによって得られる物理エネルギーがあります。
 温熱療法では、顎関節周辺の温度を上昇させることによって血液循環を促進し、顎関節周辺の筋肉の緊張緩和、疼痛緩和効果が期待できます。
 電気治療では、痛みの軽減と筋肉の緩和が期待できます。
 光線療法も温熱療法と同様の効果が期待できます。
 マッサージでは、関節周辺の筋肉を直接触ることによって、1つ1つの筋肉に対してストレッチをかけることができます。

 顎関節症の理学療法での最終的な治療のゴール地点は、顎関節症による痛みの軽減と顎関節の運動可動域の増大です。

 顎関節周囲のマッサージや低周波、レーザー治療、超音波療法、アイシング療法など痛みに対する治療です。それぞれの治療法の特徴を記載します。

マッサージ:マッサージでは、顎関節周辺の筋肉を緩和させる目的で行います。

   メリット:1型の顎関節症の場合に有効性の高い治療法と考えられます。

  デメリット:ポキポキなるような顎関節症の場合には症状の改善が見込めない。

 

低周波療法:顎関節症における電気治療の目的には、痛みの軽減、筋肉の過緊張の緩和、血液循環の促進などがあります。顎関節症においては、痛みが出ないように筋肉が硬くなり顎関節の運動を制限する現象が起こります。これは、防御的筋スプリンティングと呼ばれる反応で、顎関節症では他の関節部痛と比べ著明に現れます。

 電気治療には、電気の周波数によって低周波治療、中周波治療、高周波治療などがあります。顎関節症の治療に使用する周波数は一般に150Hz以下の低周波治療を中心に行われています。また、痛みの程度や顎関節症の発症からの経過時間によって周波数を調整する必要があります。痛みの程度が強い場合や顎関節症が発症してから経過時間が短い場合には100Hz~150Hzの周波数を使い、痛みが軽い場合や慢性期の顎関節症の場合には10Hz前後の周波数を使います。電気治療を行う場所としては、痛みのある場所に直接通電する場合と、筋肉性の顎関節症の場合には筋肉の運動点に当てる場合、そしていわゆるつぼに電気をあてる場合があります。

   メリット:基本的にすべての顎関節症に行うことができます。

  デメリット:ペースメーカーを使用している人には使用できません。

 

超音波療法:超音波療法は、咀嚼筋に超音波を当てることにって筋肉の緩和と温熱療法を行うことができます。

   メリット:全顎関節症の痛みの緩和に有効な治療法です。

  デメリット:デメリットは、急性期の顎関節症にはお勧めできません。

 温熱療法 :温熱療法は、温めることによって血管の拡張による血行促進、顎関節周囲組織の筋肉の緊張緩和、痛みの緩和などを目的に行います。温熱療法には、表面を温める表在性温熱療法と体の深部を温める深在性温熱療法があります。表在性温熱療法の場合は、表面的な筋肉の緊張緩和、表在痛の緩和、深在性温熱療法では、深部筋肉の緩和、関節の動きの改善、深部痛の改善などをが目的となります。

アイシング:アイシングは、顎関節症の発症初期や運動療法後の炎症予防に行います。

※顎関節症の発症初期の場合には、アイシング療法を選択しましょう。

 

3.運動療法

 顎関節症になると、ほとんどの症例で開口障害がみられるようになります。また、口を開けると顎先が左右のどちらかに歪んでしまったり、S字を描きながら開口するなどの異常運動が見られるようになります。この運動障害を改善するために行う治療法が運動療法です。

 顎関節症の場合に、異常運動を起こす主な原因には咀嚼筋などの顎関節周辺の筋肉の問題、顎関節を固定している靭帯の問題、顎関節内の関節円板の問題、顎関節を構成する側頭骨の下顎窩もしくは下顎骨頭の変形による問題など様々です。これらの中で、運動療法が有効な顎関節症のタイプは咀嚼筋の問題、靭帯の問題、関節円板の問題です。

 運動療法の目的は、関節可動域の増大、筋力増強訓練、筋肉間の協調訓練があります。特に、顎関節症の関節可動域訓練には、自分で行う自動運動と他人に行ってもらう他動運動があります。自宅でできる方法としては自動運動になります。

 運動法には、口を上下に開ける運動(開閉口運動)と左右に動かす運動(側方運動)、下顎を前に突き出す運動(下顎突き出し運動)があります。

開閉口運動:左右の筋肉を同時に動かす運動です。この運動は、鏡を見ながら行うことが重要です。左右別々で口が開くとこの運動の意味がありません。

        方法:口をゆっくりと大きく開きます。痛みがある場合には、痛みが出るところまで動かします。

側方運動:顎関節周辺の靭帯と顎関節包のストレッチを目的に行います。

       方法:下顎を左右にゆっくりと動かします。

下顎突き出し運動:下顎を前に突き出す運動です。この運動の目的は、関節円盤の位置を正常な位置に戻すことを目的に行います。

   方法:下顎を前に突き出します。この時、口が開かないように気を付けてください。

              ↓

       下顎を突き出したまま口を開くところまで大きく開きます。

              ↓

       下顎を突き出したまま口を閉じます。

運動療法は、顎関節症のタイプによって行って良い方と悪い方がいらっしゃいます。運動療法を行う場合には、顎関節症の専門家に相談するようにしましょう。
ただし、開口時に痛みがある場合には運動を中止してください。顎関節症が悪化してしまうことも考えられます。

 

4.認知療法

顎関節症が発症する原因にブラキシズム(歯ぎしりやくいしばり)、寝方の異常として横向き寝・うつぶせ寝、片噛み、頬杖等があります。これらの悪い癖は、身体のゆがみを引き起こしてしまいます。このゆがみが顎関節症を引き起こしてしまいます。そのため、自分自身でこれらの顎関節症が発症しやすい原因となる動作がある事を認識する必要があります。そして、これらの悪い癖を取り除くことによって顎関節症の改善を早くする事が可能となります。

ちなみに、くいしばりというと”力いっぱい噛みしめている状態”というイメージと思います。ですが、上下の歯の位置関係は1ミリ前後離れているのが正常です。つまり上下の歯が無意識の状態で接触しているだけで”くいしばり”が起こっているのです。

顎関節症の症状が進行すればするほど、『上下の歯は接触しているのが正常』と思われる方が増えてきます。その結果、意識的に上下の歯を接触させるようになります。これが顎関節症を悪化させることも考えられます。

 

当院では行っていない顎関節症の治療法

1.手術療法

 顎関節の変形が強い場合や顎関節脱臼を繰り返すような重度な顎関節症には手術療法が最適な方法となります。全顎関節症の3%前後が手術の適応となります。

 手術療法は、保存療法とは異なり外部から直接顎関節を開いて外科的手術を行います。顎関節自体の変形による手術療法の他に、顎関節内症で関節円板の位置異常(前方転移)などの場合にも関節円盤切除術、関節円板縫縮術などが行われます。

 メリット :4型の顎関節症である、顎関節の変形を改善することができます。

 デメリット:手術後に顔面神経麻痺が起こってしまうことがあります。

 

2.スプリント療法

 

 顎関節症の治療にスプリントと呼ばれるマウスピースのような器具が用いられます。顎関節症の治療に用いられるスプリントとは、『添え木・副え木・当て木』を意味します。これは、捻挫は脱臼・骨折を起こした際に使用するギブスに相当します。スプリントは、歯列の全部につけられることもありますが、一部のみにつけられることもあります。

 顎関節症におけるスプリントを装着する目的は、咀嚼筋の緊張が強い場合や下顎骨の位置異常を矯正する時などなどの時には歯列全部にスプリントを装着します。また、歯科による不適切治療によって歯を削ってしまい高さが合わなくなった場合や咀嚼筋の過緊張によって、顎関節にかかる圧力が高まった場合には一部の高さを補てんするような一部分のスプリントを使用します。

 顎関節症の治療におけるスプリント治療は、実際に装着してみて顎関節症の症状が改善する方は15%前後とあまり高くないのが現実です。これは歯列全体をスプリントによって多うことによって顎関節の位置に変化が現れることや、スプリントによって顎関節の安静を保つことはできますが、顎関節の運動には変化をもたらすことができないためと考えられます。

スプリント療法を続けてもなかなか効果が認められない方は違う治療法を試してみることをお勧めします。

この治療法は、顎関節を安静に保つために使用します。顎関節症の大半が、顎関節に何らかの負担が長期間かかることによって発症します。そのため、顎関節の安静を保つことによって、顎関節にかかる負担の軽減と咀嚼筋の緩和が期待できます。

 スプリント療法は、くいしばりや歯ぎしりの癖がある方にお勧めの治療法です。

 当院では、スプリント療法が有効なのはごく軽度な顎関節症である全顎関節症の15%ぐらいではないかと考えています。理由は、3つあります。

 1.顎関節の安静は、顎関節が炎症を起こしている発症から1カ月ぐらいは必要です。ですが、それ以降の場合には安静が必要ない場合も多くあります。

 2.スプリントは、活動時間帯には装着しにくい

 3.顎関節の動きが正常ではない状態(かみ合わせが合わない状態)で、スプリントを長期間装着すると顎関節の位置異常が固定され症状が悪化する可能性があります。この場合、顎関節症の悪化として咀嚼筋の筋力低下、顎内症の発症、顎関節のロッキングや開口障害、自律神経失調症併発などが考えられます。

前歯部スプリント

 顎関節症の場合には、顎関節周辺の筋肉を含む軟部組織を安静に保つ必要があります。とくに、1型の顎関節症の場合には、安静に保つだけでも症状が軽減することがあります。この顎関節に安静を保ち筋肉などを弛緩させる目的で使用するのが前歯部スプリントです。このスプリントは、前歯の部分のみを接触させた状態で、奥歯の部分は上の歯と下の歯が当たらない状態になっています。そうすることで、筋肉を柔らかくするという目的を達成します。前歯部スプリントは、別名リラクセーション・スプリントとも呼ばれています。

 噛みしめは、奥歯が接触することによって起こると考えられています。そのため、前歯部スプリントによって奥歯の接触を避け、無意識の噛みしめを予防することができます。また、前歯の部分で接触していますので開口反射と呼ばれる反射が起こります。この反射によって、口を開く筋肉が活性化され、口を閉じる筋肉が弛緩されます。

 このような機序によって、顎関節症の症状が改善します。ですが1つ気を付けておかなければいけないことがあります。それは、前歯部スプリントを長期間使用することによって奥歯のバランスが悪くなってしまいます。そのため、使用は短期間(3か月未満)で終了する必要があります。前歯部スプリントを使用している方はご注意下さい。

全歯列接触型スプリント

 全歯列に対して作用する全歯列接触型スプリントと呼ばれる、スタビライゼーション型スプリントは、Ⅰ~Ⅳ型顎関節症の全ての顎関節症が理論上は適応範囲となっています。当院の考えの中では、Ⅱ型の顎関節症、Ⅳ型の顎関節症に適していると考えています

 スタビライゼーション型スプリントは、全ての歯をスプリントで覆い左右均等な噛み合わせを作ることによって、歯の一部分だけが当たる事を予防することによって顎関節への負担を和らげます。これによって、Ⅱ型の顎関節症の場合であれば、顎関節の負担を和らげることによって安静を保つことができるようになります。その結果、外傷性の顎関節症であるⅡ型の場合早期の改善が可能となります。Ⅳ型の顎関節症の場合であれば、顎関節にかかる負担を和らげる事によって顎関節の変形を少しでも遅らせることができます。

 ただし、スプリントの作成には時間がかかるため急を要するⅡ型の顎関節症の治療には間に合わないこともよくあります。また、スプリント療法は3カ月継続して使用して効果がなければ治療法を変える必要があると言われています。

 

このように、多くの治療法がありますがこの中から自分自身の顎関節症の原因に合った治療を受ける必要があります。わからない場合は、顎関節症の原因を専門家に聞いてみることをお勧めします。

顎関節症治療は大阪市淀川区の野村鍼灸整骨院