あらゆる動物の中で、気の遠くなるような長い年月をかけ、完全なる二足歩行を獲得したのは人類だけでしょう。
これはどういうことを意味しているのでしょう。本来は4本なければならない椅子の脚が二本取れている状態を想像してください。つまり、人間は自分たちが思っているほど、安定した身体の状態で日常生活を送っているわけではなく、非常にバランスの悪い椅子に、かろうじて座っているようなものなのです。
二足歩行を獲得したことで人の頭部は発達し、文明や文化を生み出してきた一方で、脳が発達して重くなったために、人間のにはかなり負担がかかるようになり四足歩行から二足歩行になったのでバランスも悪くなってしまったのです。進化してきた過程のなかで人間の歴史は常にバランスとの戦いだったのです。